からだ整骨院|野球肘の症状

◇野球肘

野球やソフトボールなどの、投球動作を行うスポーツによる肘関節の痛みをまとめて野球肘と言います。
まだまだ骨の成長が、未熟な小学生から中学生によく発症しますが、成人でも野球肘は発生します。
野球肘には3種類あり、内側型、外側型、後方型に分けられます。
内側型は成長期に多く、筋肉や靭帯よりも、骨内上顆と呼ばれる成長軟骨に問題が起こることが多いのに対し、成人以降では靭帯損傷が関与することが多いようです。
外側型は少年期に多いので、放っておくと後々、後遺障害を残しやすく、早期発見が重要です。
後方型も少年期には、骨の問題が多いのですが、成人期以降では尺骨神経麻痺を伴うこともあります。

ポジションは、典型的に野球のピッチャーが一番多く発生します。骨の成長が未熟な時期に繰り返し行う投球動作により、骨に損傷が起きたり、筋肉・靭帯など軟部組織が損傷します。又、ピッチャーの次に多いポジションがキャッチャーです。
盗塁を防ぐための2塁ベースへの送球や、投手への返球を繰り返し行うことで痛めます。
また、野球以外でも、テニス(サーブ)、ヤリ投げなど、上から投げる動作を繰り返し行うことで、症状がみられることがあります。
初期の頃は、投球時のみの痛みで、休んでいれば症状が軽減していくので、軽く見られることが多いですが、この時期から治療など早めの対応をしていくことが大切です。