からだ整骨院|腱鞘炎の症状

 

◇腱鞘炎(ド・ケルバン病)

 

以前は、美容師さん・ピアニストさんなど一部の職業の人に多い「職業病」とも呼ばれていましたが、実は最近になって一般の人の罹患が増えているのです。

親指に負荷をかけすぎることで、親指を伸ばすための腱(短母指伸筋腱)や親指を広げるための腱(長母指外転筋腱)の表面が傷つき、腫れます。

同時に、その2つの腱を覆う腱鞘も厚くなり、腱の通り道が狭くなってしまいます。

さらに、腱の滑りも悪くなるので、親指・手首を使うとより炎症が広がり、腫れや痛みといった不快症状が酷くなるという悪循環に陥ります。

そのため、ドケルバン病は「狭窄性腱鞘炎(きょうさくしょうけんしょうえん)」とも呼ばれています。

また、近年、よくスマートフォンを使う人たちが、「ド・ケルバン病」と診断されることもあり、「スマホ腱鞘炎」という別名も付けられています。