からだ整骨院|オスグッド病の症状

 

◇オスグッド病(オスグッド・シュラッター病)について

オスグッド病は小中学生男子に多い、膝を使いすぎることによる成長期スポーツ障害の代表疾患です。成長期は急激に身長が増加して骨も急成長を遂げますが、残念ながら筋や腱などの軟部組織は同じようには成長しません。結果的に硬い身体になってしまう時期でもあります。そのために生じる大腿四頭筋の柔軟性低下(いわゆる太ものの筋肉が硬い)を契機に、ジャンプやダッシュなどの繰り返しの動作による膝蓋骨(お皿の骨)を引っ張る力が脛骨粗面に加わります。成長期の脛骨粗面には骨が成長するために必要な新しい骨(骨端核)が存在していますが、大腿四頭筋による強大な牽引力が負担となり、骨端核の発育が阻害され突出して痛みます。

大半が10〜16歳の男子に多く、好発スポーツは、陸上競技、サッカー、バレーボール、バスケットボール、バドミントンです。